【紫苑S】佐々木×レイククレセント 勢いに乗って秋華賞切符ゲットだ!20歳若武者がさらなる大舞台へ
2024年09月06日 05:14
競馬
「(重賞2勝は)たまたまです。いいタイミングで強い馬に巡り合えただけ」と謙遜する佐々木。だが、実りある夏を過ごせたのも事実だ。昨年、史上最年少の19歳でリーディングをつかんだ思い出の函館で、今年もリーディング2位の12勝を挙げると、札幌でも快進撃は止まらず12勝。名手が集う北海道シリーズで武豊、横山武に次ぐリーディング3位に輝いた。
3キロ減の恩恵がない中での好成績。「昨年はゲートをポンと出たら勝てるようなレースが多かった。今年はそうではない分、いろいろ考えて騎乗していたが、そういう中で結果が出たというのは良かったと思う」と本人も確かな手応えを感じている。
今年は胸椎骨折で約2カ月の休養がありながら、ここまで53勝。昨年の68勝を上回るペースで勝ち星を重ねている。メキメキと実力をつけている20歳が、さらなる大舞台での活躍を見据えて弾みをつける。
◇佐々木 大輔(ささき・だいすけ)2003年(平15)11月24日生まれ、茨城県出身の20歳。22年3月、美浦・菊川厩舎所属でデビュー。同年4月10日の中山8R(スイートカルデア)で初勝利を挙げた。JRA通算1603戦130勝(重賞2勝)。1メートル62、47キロ。