【若松ボート G1全日本覇者決定戦】西山貴浩 悲願の若松周年初V「達也が味方してくれました」

2024年10月02日 21:11

ボートレース

【若松ボート G1全日本覇者決定戦】西山貴浩 悲願の若松周年初V「達也が味方してくれました」
全日本覇者決定戦を制した西山貴浩 Photo By スポニチ
 ボートレース若松の開設72周年記念「G1全日本覇者決定戦」は2日、12Rで優勝戦が行われ地元・福岡支部の西山貴浩(37)が逃げ切って1着。若松周年初制覇を達成した。2着に森高一真、3着は前田将太が入り、3連単<1><4><3>は2070円(7番人気)だった。なお6日間の売り上げは99億1211万9500円で、目標の90億円を大きく上回った。
 ゴール直前で手を挙げてファンの声援に応え、さらにはバックストレッチのガッツポーズで喜びを表現した西山はレース直後のインタビューで「やっと解放されました。引退します」といきなり周囲を笑わせ「(1周)1マークは大失敗しましたけど、やらかしたかと思いましたけど」と自虐気味に振り返りつつ「スタートは若松なんで。トップスタートは僕だと思いました」とコンマ13の仕掛けに納得顔だった。

 「達也が味方してくれましたね」と2022年11月、レース中の事故でこの世を去った中田達也さん(享年29)に感謝の言葉を送った一方で「人が集中してたら森高一真というヤツが邪魔ばっかりして、集中できませんでした」と、カド4コースから差して追い上げたポンコツ会の先輩に毒舌を浴びせるなど“西山節”全開だった。

 この優勝で年間獲得賞金が7400万円を超え、SGグランプリ(12月17~22日、住之江)出場に大きく前進した西山は、最後に「来年、若松はSGが2個ありますし(来年3月25~30日のクラシックと8月26~31日のメモリアル)、これが終わりじゃないんで、また中田達也の魂とともに頑張ります」と力強く締めくくった。

 ◇西山 貴浩(にしやま・たかひろ)1987年(昭62)5月15日生まれ、福岡県出身の37歳。福岡支部の97期生として2005年11月18日、若松でデビュー。SGでは20年12月のグランプリ(平和島)など4回の優勝戦進出がある。今回が通算50回目の優勝(8月20日の若松以来、若松では10回目、G1は3月31日のからつダイヤモンドカップ以来4回目)。同期に土屋智則、池永太、原田佑実ら。1メートル68。血液型A。

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