【菊花賞】下り坂で我慢重要…ショウナンラプンタが伸びる!
2024年10月19日 05:23
競馬
この舞台で重要なのは下り坂での“我慢”。人が下り坂で思ったより疲れを感じるのと同様、馬も下りでの負担は相当。2000メートルを超える距離を走った後ならなおさらで、無理なスパートは直線伸びを欠く原因になり得る。分かりやすい例は18年。外々を回って先頭に立ったエタリオウ(2着)がゴール前で急失速。直線までじっくり脚をためていたフィエールマンが、馬群をさばいて鮮やかに差し切り勝ちを収めた。
当時エタリオウに騎乗していたM・デムーロ。今年コンビを組むのはエタリオウと同じく“捲り型”のコスモキュランダで、再度の下り坂からの仕掛けは間違いないだろう。となれば早仕掛けせざるを得ない先行勢には苦しい展開。狙いはフィエールマンのように馬群で我慢し、漁夫の利を得られる差し馬だ。
伏兵ショウナンラプンタに本命を託す。前走の神戸新聞杯では、道中モマれながらもしっかり折り合いがつき、直線は内からしぶとい伸び。出来八分、前有利の馬場を考えれば3着は立派で、完璧なリハーサルだったと言える。鮫島駿も「課題をクリアしながら上手に走ってくれた」と太鼓判。人馬G1初V大チャンスだ。(11)から。