ドーピング問題でロシア選手のリオデジャネイロ五輪出場を禁じた国際重量挙げ連盟(IWF)の処分に対し、ロシア連盟は1日までに撤回を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。ロシア通信などが伝えた。ロシア連盟の会長はIWFの処分が「不法」だと指摘した。
同様に世界レスリング連合から五輪出場を認められなかった男子フリースタイル57キロ級のビクトル・レベデフ選手もCASに提訴したと、7月31日にロシア連盟が発表した。昨年の世界選手権で3位だった同選手は2006年にドーピング違反があり、ロシアのレスリング代表でただ1人、出場を禁じられた。
タス通信によると、国際ボート連盟に五輪出場資格がないと判定されたロシアの17選手もCASに提訴した。ロシア連盟の会長が1日、明らかにした。(共同)