新国立に銀バトンを!桐生 会場シンボルとして展示要望
2016年08月24日 05:30
五輪
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19年11月完成予定の新国立競技場は20年東京五輪のメイン会場になる。開閉会式や陸上競技が行われる会場のシンボルとして展示されれば、陸上ファンをはじめとした来場者も興奮の記憶をよみがえらせるはず。銀バトンがさらなる熱狂のつなぎ役となって、日本がリオ超えとなる金メダルをつかむことになれば、申し分のない物語になる。
リオから持ち帰るバトンは、日本陸連が予選通過時点から国際陸連と“下交渉”し、大会組織委員会の厚意で贈呈されたもの。08年北京五輪はアンカー朝原が銅メダル獲得に喜んでバトンを放り投げて一時は行方不明になった。その反省を生かして先手を打っていた。
色は“ブラジルカラー”とも言うべき緑。「RIO2016」の文字と裏面に五輪ロゴ、決勝レーンで日本が走った「5」のナンバーが入っている。第2走者・飯塚(ミズノ)が「みんなでサインを書いて保管してほしい」と語れば、第1走者・山県(セイコーホールディングス)は「名前が残るのはうれしい」と飯塚案に賛同。アンカーのケンブリッジ(ドーム)は「サインして(国内の)各大会に持って行けばいい」と巡回展示を希望した。日本列島に興奮を呼んだ激走の象徴は、選手とともに日本に到着する。偉業を支えたアイテムとして、日の丸スプリンターともども注目を集めることになりそうだ。