熊谷“合コン”騒動謝罪も監督批判と飲酒は強く否定

2011年07月23日 06:00

サッカー

熊谷“合コン”騒動謝罪も監督批判と飲酒は強く否定 — ツイッター騒動について謝罪会見する熊谷

　２０日夜に開催した“合コン”の様子を同席男性にツイッターで生中継されたなでしこジャパンのＤＦ熊谷が２２日、今回の騒動について謝罪した。

　騒動が表面化した前日はイベント出席を全てキャンセル。夜になって自身のツイッターで謝罪コメントを発表した。この日は６月まで在籍した浦和で同僚だったＧＫ山郷のぞみ（３６）、ＤＦ矢野喬子（２７）とともに彩の国スポーツ功労賞を上田清司埼玉県知事から授与され、清水勇人さいたま市長を表敬訪問。その後「私の軽はずみな行動が今回の件を招いてしまって申し訳なく思っています。これからは日常生活も高い意識を持ってやっていきたいと思います」と硬い表情で謝罪の言葉を口にした。

　ただ佐々木監督批判をうかがわせるような一部投稿内容は「事実ではありません。お酒も飲んでいません」と強く否定。友人との食事会には初対面の人物が２人同席しており「友人が連れて来た方が結果的に投稿してしまった。ツイートしていることは分からなかった」と困惑気味に話し、当該男性から謝罪を受けたことも明かした。

　誤解を招く可能性があるため、今後は「もうそういう場所には行きません」と話した熊谷は謝罪会見後、実家のある北海道へ向かった。８月上旬にはドイツに渡り、フランクフルトに合流する。

　▽熊谷ツイッター騒動経緯　２０日に都庁を訪問した後、熊谷は都内の飲食店で友人らとの食事会に出席。そこでの様子が同席した男子大学生らにツイッターで“実況中継”された。つぶやきの内容は、熊谷が監督批判をほのめかすものやなでしこジャパンの厳しい上下関係に関する発言など。熊谷が持参したとみられる金メダルを首から下げた男性との２ショット写真もアップされた。このツイッターはインターネット上で拡散し、一部掲示板は炎上状態に。日本協会の大仁副会長は２１日に中村女子部長を通じて、各クラブにメディア、一般の方への発言を注意するよう厳重注意した。