内田 639日ぶり公式戦!完全復帰へ「感謝」の10分間
2016年12月10日 05:30
サッカー
ポジションは主戦場の右SB。最初のプレーは後半39分、ロングスローだ。同44分には南野のシュートをブロック。「拓実は頭を下げていたので動かなければ当たると。股だけ気をつけた」と冷静だった。一番の喜びはケガを忘れ、勝利に固執してプレーする自分がいたこと。「ケガなく終える、ではなく、勝ちにいくことが頭に浮かんだのは良かった」と言った。
引退の危機と隣り合わせのリハビリを乗り越えた。「俺の膝の手術、ケガが普通じゃないから」。膝蓋(しつがい)じん帯の骨化。昨年6月に手術するも回復は遅れた。「決断が間違っていたんじゃないかって迷った時期がつらかった。よく泣いた。1年9カ月やってないサッカー選手って引退がかかってるから」。チームドクターからは「復帰できるとは思わなかった」と言われたほどで、現地のキッカー誌は「試合結果に関係なく特別なことがあった」と報じた。
日本代表のハリルホジッチ監督も待望していた内田の復活。試合後に南野とユニホームを交換した内田は言った。「本当に無駄な1年9カ月。そこはさっさと忘れて次へ行かなくちゃ」。既にチームは1次リーグの突破を決め、消化試合での約10分間だったが、着実に再スタートの第一歩を踏み出した。
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