清水 483日ぶりJ1白星!テセPK弾守り抜く
2017年03月05日 05:30
サッカー
「開幕戦で決められなかったことに責任は感じていた。みんなで獲ったPKを代表して決めただけです」
PKには絶対的な自信を持つ。鹿児島キャンプ中に柏との練習試合で止められたが、「全然大丈夫でした。練習通り。柏のときは当たりどころが悪くて、そのミスを直して練習していた」。今週も居残ってPK練習を行い、芯を捉えた威力あるボールを蹴り続けた。努力はチームにとっても第1号となり「最初の勝利を手にしないとどんどんプレッシャーがかかる。1回勝ったことは次につながる」とうなずいた。
今季からプロ初の主将を任され、自覚が増した。前半から自身のパフォーマンスが良くないことに気付き、小林伸二監督(56)に「残り10分で代えてください」と直訴。後半29分にFW北川航也(20)と交代した。「正直迷いました。主将として最後まで走りきるか。でもフレッシュな人が追い回した方が良いと思った」。個人の結果よりもチームの勝利。覚悟の表れだった。
組織力も開幕戦とは見違えた。鄭は「神戸戦は降格がよぎった」と危機感を抱いていただけに「今日は凄く大きな勝ち点3」と満足。負傷者続出などで入れ替えがあった中、昨季J1で3番目に多い58得点を挙げた広島を完封。MF枝村匠馬(30)やFW金子翔太(21)らの前線からの守備で決定機をほとんど与えなかった。前後半ともに立ち上がり良くリズムをつかみ、耐えるところは耐えた。
課題として見えたボールを奪った後のミスや、好機を再三逃した決定力不足は今後の伸びしろでもある。新潟戦へ「今も終盤も勝ち点(の価値)は一緒。叩いておかないと」。今月2日に33歳の誕生日を迎えたばかりのエースもチームも成長途中。開幕2戦目での白星で名門復活への大きな弾みにする。
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