新潟 またセットから2失点…達也2戦連続弾実らず初勝利お預け
2017年03月05日 05:30
サッカー
0―1の後半30分。開幕戦の広島戦と同じく途中出場のMF田中が鮮やかな同点ゴールを決めた。DF川口からのクロスをFW山崎がヘディングシュート、そのこぼれ球をゴール前に詰めてい田中が「運良く(自分のところに)こぼれてきた。どんな形でも1点を取りたかった」と左足で押し込んだ。だが、2戦連続の同点ゴールにガッツポーズで喜びを表現したのもつかの間。わずかその1分後だ。ゲーム前から警戒していたセットプレーからまたも失点。勝ち点を奪うこともできず田中も「2試合連続ゴールも勝ち点を取れなければ意味がない」と悔しさをあらわにした。
三浦監督は「立ち上がりに警戒していたセットプレーで失点してバタバタしてしまったが、徐々に持ち直して同点に追いついた。だが、同点直後に警戒していたセットプレーでやられてしまった。これは私自身が徹底できなかった」と反省の弁を口にした。
対神戸戦として指揮官は終始、セットプレーの守備の重要さを口にし、試合前日も非公開にしてその練習に取り組んでいた。「相手は迫力があるし、ロングスローの飛び道具もある。粘り強く、マークをしっかりとセカンドボールも意識してやる」と話していたが、そこで2度もやられてしまった。
GK守田が「一発でやられたというより、セカンドボールでやられていた。より意識を強く持ってやらないと。流れの中からは失点していないから、余計にもったいない」と振り返れば、DFリーダーの大野主将も「セットプレーは警戒していたし、ロングスローからの守備の練習もしてきた。大事な場面で守り切ることができなかった。全体的にセカンドボールを取られる場面が多かった」と反省を口にした。それでも次節(11日)のホーム開幕戦となる清水戦に向けて「勝ち点3を取れるようにチームが一つになってやっていくしかない」と、課題を克服しての今季初白星へ前を向いた。
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