【天皇杯3回戦 清水―いわきFC ( 2017年7月12日 アイスタ )】
清水は、リーグ前節・G大阪戦(8日)を累積警告で欠場したFW鄭大世(チョンテセ=33)の先発が濃厚。いわきFCは、J1から数えて7番目のカテゴリーながらフィジカルの強さが特長の相手に対し「(技術と)両方で圧倒しないとけない」と違いを見せる構えだ。
G大阪戦はFWチアゴ・アウベス(24)も負傷欠場し、2トップを欠きながら2―0で勝利。DF陣の得点に加え、FW長谷川悠(30)も攻守に存在感を見せた。今季7得点を挙げている鄭大世は「勝てない時ほど僕を頼るようになっていた」と明かし「その関係がリセットされたし、僕も謙虚になれる」と組織で収穫のある白星になった。
相手は2回戦で札幌を延長の末に破ったダークホース。「(フィジカルは)日本の弱点。革命的だし面白い」とリスペクトしつつも「万全の態勢で挑まないといけない」と引き締めた。29日のリーグ再開前の白星締めへ、エースに慢心はない。