ハリル監督 E―1で国内の“新星”探す「何人か見る良い機会」
2017年09月26日 05:30
サッカー
欧州組を招集できないE―1選手権は代表歴のない国内組にとって絶好のアピールの舞台。13年の東アジア選手権では13選手が国際Aマッチデビューを果たし、大迫、柿谷、斎藤、山口、青山、森重の6人が翌年のW杯ブラジル大会のメンバーに滑り込んだ。指揮官は「現段階での良い選手をチョイスする。何人かの選手を見る良い機会。国内にいる選手にとっては我々に見せつける場になる」とシンデレラボーイの出現を熱望している。
新戦力発掘に向け、異例の長期合宿を張る。ハリルホジッチ監督は「しっかり準備して、すべての試合に勝利したい。今回は1週間の準備期間をもらっている」と明言した。初戦は12月9日の北朝鮮戦。Jリーグの最終節は同2日で1週間の直前合宿を確保するためには、翌3日から練習を開始する必要がある。長丁場のリーグ終了後に休日のない過酷日程となるが、厳しい状況下で力を発揮できるかどうかも選考基準。中国・武漢で開催された前回の15年大会では準備期間がほとんどなく2分け1敗に終わった。国内組の最終チェックと、2年前のリベンジを目的に、充実の大会にする。
▽EAFF E―1サッカー選手権 東アジア連盟が主催する国際大会で、男子は03年に第1回大会を日本で開催。以後2年ごとに日本、韓国、中国で持ち回りで開催している。シードの日本、韓国、中国と、7チームによるセントラル方式の予選を勝ち抜いた1チームが出場。女子は05年大会から始まった。