札幌、ミシャ監督招へいの理由…野々村社長“3枚替え”を評価「あの決断は凄い」
2017年12月01日 14:03
サッカー
![札幌、ミシャ監督招へいの理由…野々村社長“3枚替え”を評価「あの決断は凄い」](/soccer/news/2017/11/30/jpeg/20171130s00002179480000p_view.jpg)
ペトロヴィッチ氏は今季、7月29日のアウェー札幌戦で敗れた翌日に浦和の監督を解任された。1点リードされ、DF槙野の退場で数的不利となった後半開始に異例の“3枚替え”を敢行。反撃を狙った策だったが、後半4分にDF那須が負傷退場して9人での戦いを強いられ、浦和は終了間際に追加点を許して0―2で完敗した。
結果的に采配が裏目に出た形になったが、野々村社長は「なかなかできることではない。リスキー過ぎるという意見があるのも分かるが、あの(アウェーの)雰囲気の中でゲームをひっくり返すために3人切る決断ができるのはある意味凄い」と勇気ある決断を評価。9人になった浦和のボール支配率が60%を超えていたことを挙げ、「ミシャさんがやっているチームの凄いところ」と指摘した。そして、過去に率いた広島、浦和は同氏が“哲学”を植え付けたことがその後のタイトルにつながったとし、「ミシャの哲学だけを押し通すっていうと足りないものも絶対ある。その足りないものはもうコンサドーレにあって、四方田監督が今までやっている哲学がそういう部分を補うことができると思っている」と説明。今季J1残留へ導いた四方田修平監督(44)の哲学にペトロヴィッチ氏の哲学をプラスして、新たな“クラブの哲学”を築いていきたいとの理想を掲げた。
四方田監督には来季へ向けて「ミシャの足りないところを補完するヘッドコーチの役割」を打診したという。手腕を評価するとともに「もっと凄い監督になってほしい」と同監督に期待し、「ミシャと一緒にやることで持っていない武器を手に入れて、今年登った山よりももっと高い山を登っていける指導者をクラブとして育てたい」とクラブの方向性を示していた。
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