パチューカ本田“宝刀”ブレ球FK弾 代表復帰へ強烈アピール
2018年02月05日 05:30
サッカー
完全復活を印象づけた。1月から始まったリーグ後期戦の全5試合で得点に絡む活躍。3得点3アシストと存在感を見せつけている。1日に出席したクラブの定例会見で「個を突き詰めてやれたら」と語っていたが、昨年5月21日にマークしたACミランでのボローニャ戦以来となる直接FK弾はまさに「個」で奪ったものだった。得点能力、ゲームの組み立てだけでなく左足の感覚も研ぎ澄まされ、今はまさに鬼に金棒の状態。2戦連発で今季リーグ6点目を挙げた日本人エースについて、アロンソ監督は「いいゴールだった。いいゴールだった」と言葉を重ねて絶賛した。
昨年10月から招集漏れが続く日本代表復帰への期待も膨らむ。日本代表の直接FK弾は13年9月6日の親善試合グアテマラ戦でMF遠藤(G大阪)が決めた得点が最後。セットプレーでの得点力不足はハリルホジッチ監督の悩みの種でもある。自ら「集大成」と位置づけたW杯まで残り4カ月。メキシコからロシアへ。自称“諦めの悪い男”が描いた逆襲のシナリオが日ごとに現実味を帯びてきている。