ポーランド番記者、日本戦は余裕?「特別なプランは必要ない」
2018年04月03日 09:07
サッカー
「技術的に優れ、素早いプレーをする。技術を生かして細かいパスを多くつなぐが、ロングボールを使って空中で戦うことは少ない。まとまりのあるチームだと思う」
――日本人選手について。
「香川はポーランドで有名。ドルトムントでポーランド代表のDFピシュチェクの同僚で、過去にもFWレバンドフスキとMFブラシュチコフスキと一緒にプレーしていたので(注1)」
――香川は昨年11月に招集外だった。
「知っている。香川が求める戦術にフィットしないとハリルホジッチ監督は考えているそうだね。本田についても同様だと。ただ戦術だけを考えて実力も経験もある彼ら(香川と本田)をW杯に連れていかないのは日本にはリスクだと思う。招集されなければポーランドにとってはサプライズ」
――1次リーグの抽選結果について。
「私はモスクワの抽選会場にいた。最初の反応は楽観的。H組は比較的簡単で決勝トーナメント進出は最低限の目標だと考えた。分析を進めると3チームはそれぞれ異なるサッカーをするため準備は大変だと分かってきたが、ポーランドが1次リーグ敗退となれば大きな驚きだ」
――日本戦に向けて準備は。
「今回、親善試合を行った韓国は日本とスタイルが似ている(注2)。また02年W杯日韓大会の韓国戦は教訓にしなくてはならない。当時の韓国に有名選手はおらず“絶対に勝つ”と思っていたが、0―2で負けた(注3)。あの二の舞いを避けるためにも日本戦は注意深く、集中して臨まなくては。日本は素早いプレーをするのでフィジカル的にも準備をしてアグレッシブに戦う必要はあるが、日本戦だけの特別なプラン(戦術)は必要ない」
注1 ドルトムントで香川は10〜12年と、マンチェスターU移籍を経て14年から再びプレー。ピシュチェクは10年から所属。レバンドフスキ(現バイエルンM)は10〜14年、ブラシュチコフスキ(現ボルフスブルク)は07〜16年にプレーした。
注2 3月27日に仮想日本として韓国と親善試合を行い、FWレバンドフスキの先制点などで3―2で勝利。
注3 1次リーグD組初戦で韓国に0―2で敗戦。ポルトガルに0―4で敗れて2連敗で敗退決定。最終戦で米国に3―1で勝ったが最下位に終わった。
◆トーマス・ブロダルチク 1985年3月1日、ポーランド南西部のドゥシュニキ・ズドルイ生まれの33歳。ポーランド代表は08年から担当し、14年W杯、08年、12年、16年欧州選手権などを取材。クラブはレギア・ワルシャワなどを担当。
おすすめテーマ
2018年04月03日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
ポーランド番記者、日本戦は余裕?「特別なプランは必要ない」
-
浦和 堀監督、開幕から未勝利で解任 後任ネルシーニョ氏有力
-
俊輔、母校の新サッカー場完成記念式典出席「うらやましい」
-
鹿島 ACL1次L突破に向けて守備が鍵 3日、上海申花戦
-
久保、今季8点目!W杯に向けてレベルアップ「結果」を追求
-
乾、2戦ぶり先発で守備手応え 代表戦について「収穫は翔哉」
-
長友、白星貢献 同僚も賞賛「彼らのようなサイドバックがいればチームは優勝へと近づく」
-
長谷部、自身のプレーを反省も存在感示す ドイツ紙で高評価
-
川島、フル出場も引き分け 悔しさをにじませ「もったいない」
-
なでしこジャパン、大勝から一夜明け 高倉監督「すっきりした」