西野ジャパン、宇佐美がキーマン G大阪時代の教え子抜てき
2018年05月27日 05:30
サッカー
「一番、最初にお世話になった監督。その巡り合わせという意味では、運命めいたものを感じている」
宇佐美にとって西野監督は17歳でプロの舞台に送り出してくれた恩師。G大阪ではわずか2年間の師弟関係だったものの、11年7月にバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に移籍した際には、西野監督に「(宇佐美は)フラれた恋人」と言わさせるほど、誰よりも才能を認めてくれていた。
期限付き移籍したデュッセルドルフではリーグ28試合8得点。2部リーグ優勝と1部昇格の立役者になった。「僕もさまざまな経験して上積みがある」。圧倒的な個人技に磨きが掛かり、苦手だったヘディングシュートや守備も克服。精神面でもたくましさを増し、より完成度の高い選手へと成長した。
紅白戦の主力組はW杯ブラジル大会の出場メンバーが過半数を占めた。そんな中、3月のベルギー遠征で9カ月ぶりに招集された当落線上の男が、西野ジャパンでは一気にキーマンへと名乗りを上げた。まずはガーナ戦。恩師の期待に応える“一発回答”を出す。