シャカ&シャキリ“政治的パフォ”で罰金も…コスタリカ戦は出場可能に!

2018年06月26日 03:08

サッカー

シャカ&シャキリ“政治的パフォ”で罰金も…コスタリカ戦は出場可能に!
セルビア戦でゴールを決め「双頭の鷲」を模したパフォーマンスを見せたスイス代表シャキリ Photo By ゲッティ イメージズ
 国際サッカー連盟(FIFA)規律委員会は25日、W杯1次リーグのセルビア戦で“政治的意図”のあるゴールパフォーマンスをしたとしてスイス代表のMFシャカとFWシャキリに1万スイスフラン(約110万円)、DFリヒトシュタイナーには5千スイスフランの罰金を科したと発表。また出場停止などの処分は下されず、引き分け以上で突破となるW杯1次リーグ最終節のコスタリカ戦には起用できる見込みとなった。
 シャカとシャキリはセルビア戦でのゴール後に両手の親指を絡めて胸の前で両手をクロスさせる「双頭の鷲」ポーズで喜びを爆発。「双頭の鷲」はアルバニア国旗に描かれているもの。シャキリ、シャカの2人はアルバニア系スイス人で、アルバニア人が多数を占めるコソボにルーツを持つ。対戦相手がコソボ独立を認めていないセルビアだったことから“政治的意図”があったのではとの疑惑が浮上していた。

 FIFAは政治的なパフォーマンスを認めておらず、この問題に関して規律委員会が調査を開始。選手達は“政治的意図”を否定していたが、結果として規律規定に違反していると判断された。

 ▼コソボ セルビアに属する自治州の一つだったが、08年2月に独立を宣言。国民の9割以上をアルバニア人が占める。周辺には北東にセルビア、南西にアルバニアがある。1998〜99年の武力衝突「コソボ紛争」よってセルビア政府の実効支配から完全に脱したが、難民は20万人に上った。

おすすめテーマ

2018年06月26日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム