Jリーグの早朝開催も一考の余地あり 新たな客層を開拓できる可能性も

2018年08月16日 11:00

サッカー

Jリーグの早朝開催も一考の余地あり 新たな客層を開拓できる可能性も
芝生の上のサッカーボール Photo By スポニチ
 猛暑が考慮され、20年東京五輪のマラソンのスタートが午前7時に前倒しされた。真夏やミッドウィークの試合は主にナイターゲームとなるJリーグでも早朝開催は一考の余地がある、と思う。
 一般的に高齢者は若者に比べて朝が強い。少子高齢化が進む現代社会では早朝にスタジアムに足を運ぶことを苦にしない人口の割合はおのずと増えていく。シルバー割引を駆使してホームタウンの老人会などを巻き込めば新たな客層を開拓できる可能性は広がる。

 仕事の終わる時間帯が読めないサラリーマンも仕事前なら観戦計画が立てやすい。視聴率も看板番組が並ぶプライムタイムよりも早朝の方が期待できる。スタジアムは照明を使わないためエコ。午前6時頃までキックオフ時刻を早めれば、夏の猛暑対策にもなる。朝に試合が終わるので、会話やニュースなどを含めて、その日の話題にもなりやすい。

 輸送の問題や、会場で飲食物の売り上げが落ちることが予想されるなどデメリットもあるが、観戦スタイルを多様化することには意味があるはず。今季から開始した「フライデーナイトJリーグ」も、その一環といえる。20年東京五輪はスポーツを取り巻く環境の議論を深めるチャンス。アドバルーンを揚げる観点からも、1回ぐらい「アリーモーニングJリーグ(仮)」があってもいい。(記者コラム)

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