J2福岡 地元出身2選手のトップ昇格内定 アカデミーから2年ぶり
2018年09月13日 22:56
サッカー
左サイドバックを主戦場とする桑原は12歳から、トップ下を得意とする北島は5歳からクラブの下部組織に在籍する。ともに地元・福岡出身だ。緊張した様子で会見に臨んだ2人は「プロになる夢を地元チームで叶えられてうれしい。お世話になったすべての人たちのために1日でも早く試合に出られるよう頑張る」(桑原)、「サッカー人生において在籍の長いアビスパでプロの夢を叶えられてうれしい。自分にできることを考えてトップチームでも活躍できるように頑張りたい」(北島)。力強くプロへの思いを口にし、目標には「(レアル・マドリード)マルセロ選手。ドリブル、パス、すべてにおいて観客を魅了する」(桑原)、「香川(真司)選手。間でボールを受けて前を向く、ゴールに向かう姿勢」(北島)をあげた。
また、アカデミーの先輩であり、日本代表にも選出されたDF冨安健洋(シント・トロイデン)に刺激を受けていると口をそろえ「サッカーでもサッカー以外でも取り組む姿勢が勉強になった。自分も代表に入ってW杯の舞台に立てるように」(桑原)、「同じ練習場にいた選手が代表になって身近に感じる。ここで活躍して海外に行って日本代表になるという目標を持ってやっていきたい」(北島)と目を輝かせた。
2人の成長を見守ってきた藤崎義孝アカデミーダイレクターは「冨安は謙虚過ぎるくらい謙虚だしお手本にしかならない」と偉大な先輩の功績の大きさに言及するとともに「2人とも素直で向上心を持っている。プロになるという意識を持って成長し続けているので推薦させてもらった」を目を細めた。桑原に関しては「天真爛漫で明るくチームのムードメーカー。貴重な左利きの左サイドバック。代表を目指せと言っている」、北島に関しては「責任感が強くどんな試合でも自分が決めるという強い意志がある。プレーは石津(大介)に似ている。左サイドをドリブルで力強く進む」と特長をあげ期待をかけるも「プロになった後の壁のほうが高い」と今後の厳しい戦いにエールを送っていた。
◆桑原 海人(くわばら・かいと)2000年(平成12)10月5日、福岡県生まれの17歳。三宅SC→アビスパ福岡U―15→アビスパ福岡U―18。東明館高3年。ポジションはDF。168センチ、67キロ。
◆北島 祐二(きたじま・ゆうじ)2000年(平成12)6月4日、福岡県生まれの18歳。小郡東野SC→アビスパ福岡U―15→アビスパ福岡U―18。九産大九州高3年。ポジションはMF。168センチ、67キロ。