川崎F 7発大勝!小林悠 代表経験で新境地、最近10戦8発
2018年09月16日 05:30
サッカー
森保ジャパンの初陣となった11日のコスタリカ戦は1トップで先発。主に最前線で南野、堂安、中島ら若手のゴール前への飛び出しを促すポストプレーを担った。川崎Fでは周囲がお膳立てし、自らはフィニッシャー。代表で新たなスタイルを求められ「(川崎Fでも)つくりの部分でもっと顔を出そうかな」と話していたが、さっそく進化を見せつけた形だ。
試合前に広島が鳥栖に敗戦。だが選手は情報を入れず、鬼木監督の「ここから全部勝つぞ!」の号令のもと、目の前の試合だけに集中した。終わってみれば約4カ月ぶりの大量得点。小林もコスタリカ戦から中3日で、ふくらはぎに張りを訴えるなど万全でない中、交代する後半28分までチームを引っ張った。
1試合消化が少ない中、これで首位・広島との勝ち点差を再び6に縮めた。今季リーグ戦初出場のMF下田、東京五輪世代のMF田中もゴールを決める活躍で「2人の得点はチームも勢いに乗る」と小林。リーグ連覇へ、昨季MVP&得点王が再び優勝争いの熱い炎をともした。
≪最多タイ7人得点≫川崎Fがチーム最多に並ぶ7得点を挙げた。J1のチーム最多は98年磐田の9得点で、7得点は歴代6位タイ。川崎Fは09年10月25日広島戦以来、4度目の7得点となった。今回の7ゴールは家長、中村、阿部、下田、小林、知念、田中といずれも得点者が異なる。1試合で7人が得点するのは12年5月19日の鹿島(札幌戦、○7―0)に並ぶ最多人数で、史上2度目となった。