日本代表がウルグアイに勝った意義
2018年10月21日 10:00
サッカー
スアレスはいなかったものの、カバーニらスタメンの11人中10人がW杯メンバー、そういう相手に3点取られるのは仕方がない。だが、4点取ったのは高く評価しなければならない。ウルグアイのディフェンスを崩して次々とゴールを決め、ウルグアイをあわてさせた。佐々木則夫氏はスポニチ紙上の評論で「テンポが速くて、ウルグアイがついていけなかった」と指摘していたが、これほど日本を相手に困惑した強豪はいただろうか。善戦しても、最後は実力通りで終わるのが常だったが、そこは日本が今まで以上に進化した部分。ウルグアイのタバレス監督も「両チームとも守備のミスが目立った。望んだ展開ではなかった」と振り返っていたほどだった。こんなチームなら強豪国もぜひ親善試合で対戦したいと考えるだろう。
ウルグアイ戦に限らず、森保監督の初采配となったコスタリカ戦も3―0で快勝した。先制点は佐々木のシュートが相手に当たってオウンゴールになったが、これは必死で守っている相手がクリアできず、ゴールに入ったもの。日本が意図的に攻めたから誘発したもの。日本が強くなっていることは世界が認識していると思う。
この勝利は今後、大きな意義をもってくる。日本がマッチメークするとき、これまでくめなかった強豪国との対戦がどんどん実現するはずだ。これまで日本を格下とみていた国が「日本となら対戦したい」と思うはず。日本のオファーを受ける国も増え、もはや“観光”で日本に来るチームもなくなる。アウェーでの試合を増やすことが指摘されているが、ホームでも質の高い試合ができる。親善試合の質が上がればW杯予選などの公式戦につながり、日本代表のレベルアップに直結する。この先いい循環が生まれてくる。日本の未来につながる勝利だった。
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