スペイン1部レアル・マドリードの次期監督有力候補に挙がっていたアントニオ・コンテ氏(49)が就任を辞退したと31日、英スカイスポーツ(電子版)が報じた。
元イタリア代表監督で昨季までチェルシーを指揮したコンテ氏は、29日に成績不振のために解任されたロペテギ監督の後任として有力視されていた。しかし、コンテ氏が希望するコーチ陣の就任をクラブ側が拒否するなど交渉が難航。また、選手が“独裁的”なコンテ氏の監督就任に難色を示しており、主将のスペイン代表DFセルヒオラモスは28日のバルセロナ戦後にコンテ氏について「リスペクトを強要することはできない。勝ち取るものだ。戦術の知識よりも、選手をマネジメントする方が時に重要だ」と否定的な見解を示していた。
暫定的にセカンドチーム監督のソラリ氏が指揮を執るが、コンテ氏以外の後任候補には、トットナムのポチェッティーノ監督、クラブOBでGMも務めたバルダーノ氏、ベルギー代表のマルティネス監督らが挙がっている。