【中田浩二氏 視点】ジーコの教え「誠実、献身、尊重」生きた

2018年11月12日 08:57

サッカー

【中田浩二氏 視点】ジーコの教え「誠実、献身、尊重」生きた
<ペルセポリス・鹿島>ACLを制しトロフィーを手に歓喜のジーコTD(中央)と鹿島イレブン(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【ACL決勝戦第2戦   鹿島0―0ペルセポリス ( 2018年11月10日    イラン・テヘラン )】 鹿島は試合の入り方が良かった。第1戦の2点リードをあまり意識せず、「1つの試合」と考えて、前半から試合をコントロールできた。各選手が特に守備でよく集中していた。「チームが勝つために何をするべきか」ということを徹底したことで、相手の猛攻を封じることができた。
 クラブとして20冠目だが、ジーコの教えが大きい。監督、コーチ、選手だけでなく、フロントやサポーターなどチームに関わっている全ての人が同じ方向を向いて戦えている。練習では常に試合を意識し、激しくプレーし、1点の重みを感じながらやることが徹底され、それが試合で出ている。

 ジーコはよく「誠実、献身、尊重」の3つを挙げていたが、こういう意識が選手に浸透し、継承されている。クラブW杯では、前回16年はレアル・マドリードに決勝で敗れた。選手も出場することではなく、勝つことを目標にしているだけに、期待している。(元日本代表DF)

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