あのときの日本代表も、苦しんだ分だけ強くなった
2019年01月30日 11:00
サッカー
決勝も高木のゴールでサウジアラビアに1―0で勝って初優勝。1試合ごとに強くなっていった。当時は参加国が8カ国、1次リーグは中1日、5日間で3試合、準決勝と決勝も中1日という過酷な日程。ターンオーバーもせず、ほぼ同じメンバーで戦った。
この年の5月に就任したオフト監督は「私はW杯に日本代表を出場させるために監督に就任した」と、目標を掲げた。私たち担当記者は「大風呂敷を広げている」という受け止めだったが、デビュー戦でアルゼンチンを相手に負けはしたがいい試合をしたことで、「本気なんだ」と感じ始めた。
アイコンタクトやトライアングル、スリーライン、コンパクト、コーチングというキーワードを巧みに使い、近代サッカーを注入。規律を求め、スカウティングの大切さを説いてチームを戦う集団に変えていった。8月のダイナスティカップでは韓国などに勝って優勝。日本代表が強くなってきたことはだれもが感じていた。
当時日本代表を取材していた私たち記者にも驚きの連続で、試合ごとにチームが成長しくのを実感していたが、それでもアジアカップで優勝できるとは誰も思っていなかった。
時代も状況もまったく違うが、今大会を見ていると、当時とダブる部分もある。「実戦に勝る練習はない」というが、苦しんだ分だけ、日本は強くなっている。決勝でもさらに強くなった日本代表を見たいものだ。
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