横浜・三好、移籍後初先発で豪快1号 技巧派レフティーが大きな一歩
2019年02月24日 05:30
サッカー
「得意な場所だったし、前を向いて持ったらシュートを打つイメージはあった」
ペナルティーエリアの右サイドでボールを拾い、利き足の左を振り抜く。強烈なミドルシュートは日本代表GK東口が守るゴール左をぶち抜いた。横浜が敵地での開幕戦で白星を挙げたのは、03年シーズンの磐田戦(4―2)以来。フレッシュな新顔が大役を果たした。
昨季は下部組織から育った川崎Fを離れ、札幌へ期限付き移籍した。札幌ではリーグ26試合3ゴール。プロ4年目にして初めて年間を通して試合に絡んだ。初の移籍で得た経験と自信。それらを引っ提げて今季は川崎Fで勝負する選択肢もあったが「ここでやることで、もっと成長できるんじゃないかなと思った」と直感を信じた。C大阪など他クラブからのオファーも断り、横浜で武者修行をする道を選んだ。
東京五輪を目指す世代別日本代表でもプレーし、昨年のU―23選手権やアジア杯では10番を背負った。ただ、同世代ではMF堂安律(フローニンゲン)、DF冨安健洋(シントトロイデン)らがすでにA代表で主力に上り詰めている。「律やトミがA代表で試合に出ているのはうれしいけど、自分もA代表を目指しているので負けたくない。そのためにも試合で違いを見せていくことが大事だし、それしか(A代表に)つながらない」。高みを目指す技巧派レフティーが大きな一歩を踏み出した。
◆三好 康児(みよし・こうじ)1997年(平9)3月26日生まれ、神奈川県川崎市出身の21歳。川崎Fの下部組織から15年トップチームに昇格。同年4月4日の新潟戦でデビューし、16年7月2日の仙台戦でJ1初ゴール。18年は札幌に期限付き移籍。J1通算58試合出場9得点。1メートル67、64キロ。利き足は左。
おすすめテーマ
2019年02月24日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
エジガル・ジュニオ 初の国外移籍に順応「初戦でゴールを決められてうれしい」
-
G大阪・小野瀬、“開始39秒弾”で先制するも黒星 開幕早々につまずく
-
G大阪・遠藤、Jリーグ新の20年連続開幕スタメン「この先もやっていきたい」
-
東京・FW久保、堂安級の輝き 長谷川監督絶賛「欧州に行く前のレベル」
-
川崎F、ホーム開幕戦5年連続のドロー 過去2年は優勝と、ある意味“吉兆”
-
“昨季得点王”名古屋・ジョー、早くも全開!チーム4発圧勝の立役者に
-
カレーラス監督、初陣飾れず トーレス無得点に「批判を受け止めながら…」
-
磐田・FW川又、プロ12年目で初の開幕弾「勝てなかったことは残念」
-
4年ぶりJ1復帰の松本、後半失点で引き分け「“星1つ”って感じかな」
-
清水・北川、先制ゴールも白星逃す 代表での雪辱へ「結果を残す」
-
広島・サロモンソン、会心の同点ボレー 母国の先輩に痛烈な“恩返し”
-
札幌、好機生かせず無得点 ジェイ「チャンスはあった」と悔しさにじます
-
浦和、お得意さまの仙台と痛い引き分け FW杉本「もう少し大胆に」
-
仙台、堅固な守備で浦和を完封 渡辺監督「反骨心は示せた」と手応え
-
本田圭佑、12試合ぶりの先発 スルーパスで同点弾をアシスト
-
フローニンゲン・堂安 オランダ強豪・アヤックスが獲得へ名乗り
-
なでしこ、連係攻撃かみ合わず「やりたいことをしっかり確立させないと」