【国際親善試合 コロンビア1―0日本 ( 2019年3月22日 横浜 )】
コロンビア代表FWファルカオ(33=モナコ)が日本戦でのゴールを、負傷離脱中のMFキンテロ(26=リーベルプレート)に捧げた。ファルカオはこの日も3トップの中央で先発。後半19分に得たPKを決めると、ピッチサイドへ駆け寄り来日するはずだったキンテロのユニフォームを手に“共に”喜びを分ち合った。さらにこのゴールによって自身が持つ代表通算最多得点記録を33に伸ばした。
チームは来日メンバーに名を連ねたGKオスピナ(30=ナポリ)、DFアリアス(27=Aマドリード)、キンテロらが次々と負傷離脱。特にキンテロは左ひざの前十字じん帯断裂で復帰まで6カ月以上と予想される大ケガに見舞われ、6月の南米選手権も欠場が濃厚となっていた。
キンテロは昨年のロシアW杯初戦の日本戦でゴールを決めるなど全4試合に先発出場。チームの主力を担っていた。ファルカオ自身も過去に前十字じん帯を負傷し、14年のブラジルW杯欠場を余儀なくされる苦い経験しており、このゴールパフォーマンスは戦友へ向けた力強い“励ましのエール”に感じられた。