神戸 再建へ“バルサ化”封印 フィンク新監督で現実路線へ…三浦SD退任の可能性も
2019年06月09日 05:00
サッカー
4月中旬に選手起用を巡ってクラブ上層部とリージョ元監督が対立。事実上の解任に追い込まれ、さらに昨年9月以来の再登板となった吉田前監督も、公式戦9連敗とチームを立て直すことができなかった。そして元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏の名前などが取りざたされる中、最後はそれほど知名度の高くないドイツ人指揮官に落ち着いた。
フィンク氏は現役時代、バイエルン・ミュンヘンなどでプレー。指導者転身後はバーゼル(スイス)やハンブルガーSV(ドイツ)などを歴任し、ザルツブルク(オーストリア)のコーチを務めた07年には元日本代表DF宮本恒靖(現G大阪監督)を指導した経験もある。だが18~19年シーズンに指揮したグラスホッパー(スイス)は途中解任。チームも70年ぶりに2部に降格した。
関係者によると、低迷を招いた責任者として三浦SDらが退任する話も内部で浮上しているという。元スペイン代表のMFイニエスタやFWビジャを獲得し、「バルセロナ化」を目指したのも昔の話。ドイツ人指導者による現実路線のサッカーで低迷脱出はなるのか。早ければ15日のアウェーFC東京戦が新体制の初陣となる。