【佐々木則夫 視点】なでしこ高倉采配的中!初戦から切り替えられていた

2019年06月15日 09:00

サッカー

【佐々木則夫 視点】なでしこ高倉采配的中!初戦から切り替えられていた
<女子W杯1次リーグD組>スコットランド戦、大声で指示を出すなでしこジャパンの高倉監督(AP) Photo By AP
 【女子W杯1次リーグD組   日本2-1スコットランド ( 2019年6月14日    フランス・ニース )】 高倉監督の采配が見事に当たった。初戦から先発を3人代えたが、新たに起用した選手が効果的に働いた。先制点は遠藤が冷静にボールをコントロールして股抜きパスし、岩渕が決めた。足を振り抜き、パンチのある無回転シュートで、持ち味が出たゴールだった。2点目は菅沢がPKを決めたが、右サイドの清水からのクロスを菅沢が受けてファウルを誘った。岩渕と菅沢の縦関係の連係がよく、日本の狙い通りの形だった。
 ダブルボランチの杉田と三浦も初戦とは見違えるように良くなった。相手の攻撃に対して寄せが早く、どちらかが必ずCBと関わるように残って、ロングボールに対するリスク管理もできていた。初戦で格下のアルゼンチンと引き分けたが、よく切り替えられていた。今までやってきたことをしっかりやれていたし、何としても勝とうという意識も見えた。きっかけはつかめたと思うので、最終戦も頑張ってほしい。(元なでしこジャパン監督)

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