鹿島 2位キープ 首位FC東京との勝ち点差縮める 移籍の相馬初ゴール「名前を知ってもらう機会に」
2019年08月18日 00:25
サッカー
名古屋時代まで主戦場だった左ではなく、慣れない右のサイドハーフで後半14分から途中出場。12分後の得点シーンは意表を突くものだった。「何本かあそこで(相馬が)フリーになる場面があったので、受けた時は相馬を見ることを意識していた」というDF小池からのサイドチェンジのロングパス。それをスペースの広がる右サイドで足元にぴたりと収めてからが見せ場となった。
「僕は縦(への突破)が得意な分、対応していた選手の重心が縦に来ていた」。対峙(たいじ)する相手選手の読みの逆を突いて中央に切れ込むと、今度は鋭く利き足とは逆の左足を振り抜いた。「“左足は持ってないだろうな”と思われていたと思っていたので、うまく逆を取れて良かった」。鮮やかに左隅のネットを揺らした。
中に切れ込む動きは、とりわけ意識して練習していたものだという。「縦に行くのが得意で、その分、中にあんまりいかないタイプだったので、そこはここ最近ずっと練習はしているところだった。(縦にも中にも)両方行けるようになったらほんとに怖い選手になると思うので、もっともっと突き詰めていきたい」。0―0のまま膠着(こうちゃく)状態だったチームを、適応力を生かした個人技で値千金の勝利に導いた。
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