神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が21日、神戸市西区での練習後に合同インタビューに応じ、低迷するクラブに対し「安定性」を求めた。J1屈指の戦力を誇りながら、第23節を終えて15位。苦戦する今季を振り返り、「ゲームの安定性、監督交代やシステムもそうだけど、安定性を見つけるのが難しいシーズンだった」と語った。
2度の監督交代や戦術の変更、選手の入れ替えなど戦い方に一貫性は見られない。トップダウンの補強や人事など特殊なクラブ事情もある中、インタビューで「安定性」という言葉を連呼したイニエスタ。「クラブにプラスをもたらしてくれる選手は探し続けるべき」としながらも「監督やシステムの安定性、選手やチームとしての安定性は必要」と継続の重要性を説いた。
23日の鳥栖戦(駅スタ)は、盟友であり、現役引退を表明している元スペイン代表FWトーレスのラストマッチ。「彼には素晴らしい試合をしてほしいけど、結果は神戸が勝つことができれば最高」と必勝を誓った。