神戸FWビジャ 今季限りでの引退発表「プロとしてのキャリアに終止符」
2019年11月13日 14:03
サッカー
今回の決断については「長く考えてきたことで、家族や周りと話し合って決めたもの」と説明。今季これまでのプレーについては「ゴールも決められている」と納得しているとしたが「ずっと思ってきたのは、サッカーに引退をさせられるのではなく、自分の意思で引退したいと。そういう意味で周りと話し、今がそのタイミングと考えて決断した」とした。
神戸をはじめ、これまで所属してきたクラブへの感謝も述べたほか、スペイン代表としての日々にも言及。「スペイン代表の赤いユニホームを着ることが大きな夢で、そこで長年、代表のキャップを積み重ね、ワールドカップやクラブカップのタイトルも獲ることができた。サッカー選手としてこれ以上ないキャリアになった」と振り返った。
今後は自身がオーナーを務める「クイーンズボロFC」のプロジェクトに集中することが予想される。同クラブは21年シーズンからメジャーリーグサッカー(MLS)2部に相当する「ユナイテッド・サッカーリーグ(USL)」に参入することが決定している。ビジャは「将来については恐れていることはない。ピッチ以外で、サッカー界に貢献を続けたい」と力を込めた。
スポルティング・ヒホン(スペイン)でプロデビュー。同国の名門であるバルセロナやアトレチコ・マドリーなどで活躍した。スペイン代表としては05年2月9日のサンマリノ戦でデビュー。同国歴代最多得点記録を持っている。08年の欧州選手権、10年の南アW杯ではともに得点王に輝き、同国の優勝に貢献した。