南野、史上初W杯予選開幕4戦連発!カズ超えでエースの証明 キルギス粉砕で4連勝
2019年11月15日 05:30
サッカー
日本代表メンバー 日程&結果】
相手に傾きかけた流れを一気に引き戻した。前半41分。遠藤のスルーパスに反応した伊東が右からペナルティーエリア内にパスを送ると、走り込んだ南野がGKに倒されてPKを獲得。これまで日本代表でキッカーを務めたことはなかったが、「重圧はなかった」。自らボールをセットすると冷静にGKの逆をついて右に蹴り込み、待望の先制点をもたらした。
「相手に押し込まれる時間が多かった。その中で試合展開的に重要なゴールになると思ったし、決めることができてよかった」
W杯予選開幕からの4戦連発は93年の三浦知良を超える史上初の記録。国際Aマッチ5戦連発でも釜本邦茂らに並ぶ日本歴代2位の記録となった。偉業を達成しても、「記録のこだわりはないですね。チームの勝利より優先するものはない」と涼しい顔で言い切った。
クローバーなどの雑草の交じったピッチはところどころ大きくはげ上がり、それをごまかすように緑の塗料で“応急処置”が施されている劣悪な状態。だが、「それも含めてアジアの戦いだし、想定内」と動じることはなかった。C大阪からオーストリア1部ザルツブルクに移籍6季目。欧州での転戦に加え、世代別代表でも数々の経験を積んできた。ピッチ外では、個人トレーナーの指示を受けて肉体改造にも着手。すでに体重は70キロを超えている。オーストリアでは、日本の報道陣が誰も訪れないような試合でも目の前の一戦に集中し、成長につなげてきた。
森保ジャパンでは最多の11得点をマーク。1トップを生かしながらも自らのチャンスは見逃さず、FW大迫の7得点を上回る結果を残している。ただ、「ゴールパターンを増やさないと」と話すなど、現状には満足していない。「試合に出る限りは“自分がやってやらないと”という責任感を持ってプレーしている」。24歳が発する言葉ににじむのは、チームをけん引するエースの自覚だ。
【サッカーW杯カタール大会アジア2次予選 日本2―0キルギス ( 2019年11月14日 キルギス・ビシケク )】
W杯カタール大会アジア2次予選F組で、首位の日本は敵地でキルギスを2―0で下した。MF南野拓実(24=ザルツブルク)が前半41分に自ら得たPKで先制。歴代2位に並ぶ国際Aマッチ5戦連発、93年の三浦知良のW杯予選開幕3戦連発を上回る史上初の4試合連続ゴールで、無傷の4連勝をもたらした。森保ジャパン最多得点の背番号9にはエースの自覚が備わってきた。 【「相手に押し込まれる時間が多かった。その中で試合展開的に重要なゴールになると思ったし、決めることができてよかった」
W杯予選開幕からの4戦連発は93年の三浦知良を超える史上初の記録。国際Aマッチ5戦連発でも釜本邦茂らに並ぶ日本歴代2位の記録となった。偉業を達成しても、「記録のこだわりはないですね。チームの勝利より優先するものはない」と涼しい顔で言い切った。
クローバーなどの雑草の交じったピッチはところどころ大きくはげ上がり、それをごまかすように緑の塗料で“応急処置”が施されている劣悪な状態。だが、「それも含めてアジアの戦いだし、想定内」と動じることはなかった。C大阪からオーストリア1部ザルツブルクに移籍6季目。欧州での転戦に加え、世代別代表でも数々の経験を積んできた。ピッチ外では、個人トレーナーの指示を受けて肉体改造にも着手。すでに体重は70キロを超えている。オーストリアでは、日本の報道陣が誰も訪れないような試合でも目の前の一戦に集中し、成長につなげてきた。
森保ジャパンでは最多の11得点をマーク。1トップを生かしながらも自らのチャンスは見逃さず、FW大迫の7得点を上回る結果を残している。ただ、「ゴールパターンを増やさないと」と話すなど、現状には満足していない。「試合に出る限りは“自分がやってやらないと”という責任感を持ってプレーしている」。24歳が発する言葉ににじむのは、チームをけん引するエースの自覚だ。
おすすめテーマ
サッカーの2019年11月15日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
原口“正真正銘”の直接FK弾!25メートル右足で「狙い通りでした」
-
麻也、100戦目「0」で飾った 長友も国際Aマッチ122戦目で井原に並んだ
-
GK権田、チーム救った好セーブ!最多タイ5戦連続完封勝利
-
司令塔・柴崎、厳しい表情「より見つめないといけない」
-
伊東、劣悪ピッチで武器生かせず「持ち味を出せなかった」
-
森保ジャパン、新ユニホーム“初陣”「日本晴れ」をコンセプト
-
キルギス相手にサポーター100人が森保J応援 試合前には「麻也」コール
-
西野タイ、4試合目で初黒星 W杯アジア2次予選
-
U22久保、さすがの存在感 出場15分で攻撃連係改善
-
U22三好、40メートル弾もバー直撃 ポジション獲得へ「アピールできるように」
-
なでしこJ、東京五輪予行へ対戦希望国殺到 来年実戦は国内中心?
-
21年女子プロL新設へ なでしこLは存続
-
神戸・古橋、ビジャ仕込みのテクで代表デビュー弾へ「生かしていきたい」