サッカー東京五輪はU24有力!田嶋会長、コロナ回復し退院即ウェブ上で言及
2020年04月03日 05:30
サッカー
他競技でも既に手にした代表権は維持したまま、1年待つ競技は多い。男子サッカーも他国からU―24での開催を求める声が上がっていた。当初、田嶋会長は「23歳以下が望ましい」と考えたという。それは年齢制限が1歳上がれば各選手がクラブでも主力に成長し拘束力のない五輪での招集が難しくなることを懸念したからだ。
森保ジャパンでは中山、三好、板倉らが来年のU―24世代。久保、堂安、冨安らも欧州でプレーする。今後、国際オリンピック委員会(IOC)の正式決定を待つが、日本協会としてはスムーズな選手招集に向け、欧州クラブとのパイプ強化も鍵となる。
東京五輪の延期では森保監督の兼任問題も浮上した。9月以後はW杯予選も本格化し、既にA代表専念を推す声もある。延期によって今夏までの五輪監督の契約が白紙になることはないというが、技術委員会での協議は急務だ。田嶋会長は「森保監督の意思も含め、W杯予選の日程などこの1、2カ月で方向性が決まると思う。延期を受け、しっかり話し合わなければならない」と話した。
先月29日の理事会を経て3期目の再任が正式決定し、来週早々には公式戦を中断中のJリーグに対し、どんなサポートが可能か、協議する。依然、終息の見えないコロナ禍。田嶋会長は「サッカー界が一枚岩になってこの危機を乗り越えたい」と力を込めた。
《バルセロナ五輪からU23に》▽五輪男子サッカーの出場資格 現状の規定は1997年1月1日以降生まれの選手と、3人までのオーバーエージ(OA)枠を認めている。そのまま適用されれば、97年生まれで来年24歳の中山(ズウォレ)らは出場が可能だが、23歳以下の98年以降生まれに変更された場合はOA枠でしか出場できない。92年バルセロナ五輪から原則23歳以下の年齢制限が設けられた。