川崎F・清水泰博チームマネジャー、選手の体調やメンタル面まで気配り
2020年04月29日 06:30
サッカー
その一方で「選手たちに安心感を与えないといけない」と細かな気配りは忘れていない。チームに所属する全28選手の毎朝の検温だけではなく、その家族の自覚症状の有無まで取りまとめ、スタッフと共有するのも清水氏の役目。「何が正解が分からない」としながらも、感染症の現状を把握し、選手から相談があれば「答えられるようにしないといけない」と普段以上に神経を研ぎ澄ましている。
中でも気にかけているのが選手のメンタル面だ。緊急事態宣言下での不要不急の外出は、もちろん禁止。自主トレにも限界があり「寮にいる選手は缶詰め状態。1人暮らしの選手はとくに心配」と頭を悩ましている。少しでもストレス軽減につながればと考え、最近は「冗談言って終わりですけど、たまに電話するようにしてます」と気を配っている。
いまだ終息が見えないコロナ禍だが、その中でも清水氏は「いろんなことを考えてやりたい」とチームのために奮闘している。
◆清水 泰博(しみず・やすひろ)1983年(昭58)3月24日生まれ、佐賀市出身の37歳。佐賀西高でサッカー部に入部。筑波大では3年時に選手兼任の副務、4年時には選手を退き、主務に就任。大学卒業後は佐賀東高で非常勤講師とサッカー部コーチを務め、09年にJ2水戸のマネジャーに転身。川崎Fには11年に入団した。
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