MF長谷部が5・16再開に向けて心境語る「コロナと共にサッカー界も進まないと」
2020年05月16日 00:50
サッカー
再開日程については当初、予想されたのが早くても5月の4~5週目だったが、蓋を開ければ第3週からの再開に。「試合までチーム全員で練習できるのが10日間くらい。ケガのリスクとか不安な部分もありますけど、サッカーはドイツの象徴。自分たちが他国よりも先陣を切ってやるという気概を感じる」と話した。
再開後も行動は細かく制限される。例えば「着替える場所、ロッカー室も小さなグループに分けられ、ロッカーからピッチに立つまでもマスクを着用して、練習が終わったらまたすぐマスクをしてロッカーに帰る」など徹底されている。
3月にはチーム内にも感染者が出て大変な時期も過ごした。「2週間、家から出られない隔離生活を送りました。買い物も知り合いの方に頼んで玄関の前に置いてもらって自分で取るという形でした。まだ2歳の娘がるので家の中だけだとストレスを溜めてしまう。滑り台を買ったりして凌ぎました。一緒にいることでそれ以上喜びを感じられたので悪い時間ではなかったです」と振り返った。
この間、長谷部の背中を押したのはやはり大好きなMr.Childrenの曲だったという。中でも「CENTER OF UNIVERSE」にある「どんな不幸からも喜びを拾い上げ、笑って暮らす才能を誰もが持ってる」という歌詞に共鳴。現状とも重なるフレーズに「すごく前向きになれる」と励まされたという。
再開が決まったからには全力でピッチに向かう。「選手が感染のリスクもある。その一方で再開しなければ経済面で見ると非常に大きな損失なんです。何万人という雇用が失われたり、本当に正しい正解はないと思います。決まったからには100%でやり切るという強い意志は持ってます。コロナと共にサッカー界も進んでいかないといけないと思います」と話した。