柏 2年ぶり1次リーグ突破、呉屋が決勝ヘッド 指揮官称賛、過密日程に「必要な存在」

2020年08月05日 22:13

サッカー

柏 2年ぶり1次リーグ突破、呉屋が決勝ヘッド 指揮官称賛、過密日程に「必要な存在」
<柏・湘南>後半、ゴールを決める柏・呉屋(上)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【YBCルヴァン杯1次リーグ第2節   柏1―0湘南 ( 2020年8月5日    三協F柏 )】 柏が湘南を1―0で下し、2年ぶりに1次リーグ突破を果たした。0―0の後半3分にFW呉屋大翔(26)が頭で決勝弾。同リーグの大分―G大阪が引き分けのため、1試合を残して決勝トーナメント進出を果たした。
 これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、豪快に突き刺した。0―0の後半3分。FW山崎亮平(31)からファーサイドのクロスに反応した呉屋が、頭でゴール右隅に決めた。今季公式戦3ゴール目はチームを決勝トーナメントに導く決勝弾。「(山崎の)ボールが良かったので、しっかり合わせることができて良かった。悔しさをすべてぶつける気持ちだった」とうなずいた。

 リーグ3連敗中、呉屋は2ゴールを挙げた。しかし、再開後初勝利を挙げた18日の湘南戦は途中出場。連勝中は1度も、先発出場の機会に恵まれなかった。「試合に絡めない日々が続いていて、悔しい気持ちを持って練習してきた」と呉屋は振り返る。だからこそ、ようやく巡ってきた先発機会に燃えないはずはなかった。

 前節リーグ名古屋戦から中3日での一戦とあり、チームは先発メンバー8人を大幅に入れ替えて臨んだ。今季は過密日程のために総力戦を掲げてきたネルシーニョ監督(70)は言う。「レイソルにとって非常に多くの収穫があった試合。オルンガが得点を量産しているが、呉屋は彼(オルンガ)にも劣らない得点感覚を兼ね備えている。今後のチームにとって必要な存在だ」。指揮官を悩ませるほどの戦力層が、今の柏にはある。

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