FC東京・永井、神話弾 敵地で17年ぶり浦和撃破 昨年悔しいドロー「借り返したかった」

2020年10月01日 05:30

サッカー

FC東京・永井、神話弾 敵地で17年ぶり浦和撃破 昨年悔しいドロー「借り返したかった」
前半、チームにとっての鬼門・埼玉スタジアムでゴールを決め、喜ぶFC東京・永井 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1   FC東京1ー0浦和 ( 2020年9月30日    埼玉 )】 明治安田生命J1リーグは30日、ACLのために変則開催となり、第25節の1試合と第29節2試合の計3試合を行った。FC東京はアウェーで浦和と対戦し、日本代表FW永井謙佑(31)が前半37分に決勝弾。エースが得点した試合は18年から15連勝の“不敗神話”を継続し、アウェー浦和戦では03年7月以来17年ぶりとなる勝ち点3を手にした。神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)のゴールで今季初の3連勝を飾った。
 ゴールネットが揺れるのを確認すると、永井は両手を広げて走りだした。3度拳を突き出した満面の笑みのエースが、仲間に祝福される。今季18戦目の出場で、ようやく2得点目。ストライカーとしてふがいなさが募る中、「満足していない。後半戦で取り返したい」という強い覚悟をボールに込めた。

 前半37分、右サイドのDF中村拓からブラジル人MFレアンドロへ。そのシュートがミートせず、永井の足元にこぼれてきた。「1回目は慌てて打ってしまったが、2回目はしっかりニア上のコースを狙って打てた」。一度は相手GKに阻止されたが、目の前に再び転がってきたボールを左足で捉えた。

 この一撃が決勝点となり、負の連鎖を断ち切った。アウェー浦和戦は03年7月以来、17年ぶりの勝利。昨季は日本代表MF久保建英(現ビリャレアル)が起点となって先制し、あと一歩まで追い詰めたが、最後の最後に同点とされた。

 「先制点がずっと鍵になると思っていた。去年(アディショナルタイムに同点ゴールを許し)悔しい思いをしているので、その借りを返したかった。前節の鳥栖戦で負けていたし、こういう苦しいタイミングで、自分のゴールで勝てたのは良かった」

 これで永井がチームに加入した17年から、得点した試合は16戦負けなしの15連勝と不敗神話が続く。昨年12月に右肩を手術した影響もあり本調子を取り戻せなかった快足アタッカーが、この一発で上昇気流に乗る。 

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