FC東京・永井、神話弾 敵地で17年ぶり浦和撃破 昨年悔しいドロー「借り返したかった」
2020年10月01日 05:30
サッカー
前半37分、右サイドのDF中村拓からブラジル人MFレアンドロへ。そのシュートがミートせず、永井の足元にこぼれてきた。「1回目は慌てて打ってしまったが、2回目はしっかりニア上のコースを狙って打てた」。一度は相手GKに阻止されたが、目の前に再び転がってきたボールを左足で捉えた。
この一撃が決勝点となり、負の連鎖を断ち切った。アウェー浦和戦は03年7月以来、17年ぶりの勝利。昨季は日本代表MF久保建英(現ビリャレアル)が起点となって先制し、あと一歩まで追い詰めたが、最後の最後に同点とされた。
「先制点がずっと鍵になると思っていた。去年(アディショナルタイムに同点ゴールを許し)悔しい思いをしているので、その借りを返したかった。前節の鳥栖戦で負けていたし、こういう苦しいタイミングで、自分のゴールで勝てたのは良かった」
これで永井がチームに加入した17年から、得点した試合は16戦負けなしの15連勝と不敗神話が続く。昨年12月に右肩を手術した影響もあり本調子を取り戻せなかった快足アタッカーが、この一発で上昇気流に乗る。