久保、あるぞ日本代表最年少「10番」 オランダ遠征メンバー25人発表
2020年10月02日 05:30
サッカー
エース格の南野は「9」、柴崎は「7」と他の主力の背番号は固定されており、10番候補には久保のほか、五輪世代の活動でつける三好らが挙がる。求められるのは「代表の顔」「将来性」「日本サッカーの未来を託せる器」――。久保ならば10代での10番はJリーグ発足後最年少となるが、既にその資格は十分にある。
遠征には欧州組のほぼベストメンバーが顔をそろえた。狙いは来年3月再開予定のW杯アジア予選に向けたコンセプトの再共有。岡崎、長友らベテランも交え、指揮官は「経験が豊富な選手と浅い選手の融合を図りながら、個のレベルアップとチームの強化をしていく」と話す。久保をはじめ、五輪世代は7人。オーバーエージ枠3人を加えればフィールド10人が成立する人数で、川口能活氏ら五輪スタッフも同行して五輪準備も同時ににらむ。
不要不急が叫ばれ、スポーツの意味が問われたコロナ禍。遠征の実現にも国をまたいだ多くの尽力があった。「日本代表の活動が、日本の国民の皆さんにとって必要なものでなくてはいけない。社会に恩返しをしていかなければいけない。試合を通して元気や勇気を感じてもらうことで、日常生活の励みにしていただきたい」。森保監督は“施し返す”活動を強く誓った。
《これまでは香川21歳298日》日本代表「10番」の国際Aマッチ最年少出場はJ創設以降では、11年香川の21歳298日。久保が背番号「10番」で9日からの親善試合2戦(9日カメルーン戦=19歳127日、13日コートジボワール戦=19歳131日)のいずれかで出場すれば香川の記録を大きく更新する。10代での出場は初めてとなる。
《20歳菅原初選出 指揮官将来期待》唯一の初選出として20歳のDF菅原由勢(AZアルクマール)が“青田買い”招集された。昨年11月には東京五輪に出場するU―22日本代表としてコロンビア戦にも出場。森保監督は「彼のプレー、オフ・ザ・ピッチのところは見て評価させてもらい、今回の招集に至った。将来、A代表に十分絡んでくるだろうという期待も込めて招集している。貪欲に成長につながる吸収をしてもらいたい」と話した。
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