久保、データで示した輝き 短い時間でも攻撃にアクセント 次戦は主力との化学反応に期待
2020年10月11日 05:30
サッカー
【1、活性化】久保のプレー回数(ドリブル、パスなどのアクションの回数)は38回。90分換算では137回で2列目を争う、伊東(106回)、鎌田(104回)、堂安(71回)、原口(62回)、南野(52回)らを上回るチーム最多となっている。積極的にボールを呼び込み、リズムを変えようとした。
【2、突破力】後半39分には左サイドをドリブル突破。相手DFと競り合いながらペナルティーエリア(PA)内に進入し、FW大迫へクロスを上げた。昨年3月以降、W杯出場経験のある相手に対し、森保ジャパンのドリブルによるPA内進入回数は南米選手権チリ戦の3回が最多と多くない。カメルーン戦も1回で、唯一の機会を久保が仕掛けた。
【3、縦と横】後半は3バックで久保は堂安に代わって、右のシャドーのポジションに入った。後半の2人のエリア別プレー回数を比較すると、久保は、アタッキングサード(AT=ピッチを3分割した最も敵陣側)内でのプレーが23回と堂安(5回)の4倍以上、久保の全プレーの6割がATでのプレーだった。鎌田とポジションチェンジで左に入っても、右の12回とほぼ同じ11回のプレーを記録した。
久保は堂安同様に中に切れ込んでのシュートが武器だが、それに加えて縦へのスピードもある。その特長が左サイドでのプレーも可能にする。カメルーン戦では右サイドでのプレーが多かった堂安とは対照的で、短い時間でも攻撃にアクセントをつけた。攻撃の閉塞感を打開するためにも、コートジボワール戦では長時間の起用と、南野ら主力との化学反応が期待される。
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