J1柏のネルシーニョ監督(70)が12日、オンラインで取材対応した。ケニア代表FWオルンガ(26)は11月に同国代表のアフリカ選手権予選が控え、11月7日のルヴァン杯決勝FC東京戦(国立)の出場は未定。指揮官は「彼(オルンガ)と同じ特徴を持ち、同じ働きができる選手は他にいない。代表招集されることによって、レイソル不在はあって欲しくないが、今の現状は待つしかない」と語った。
アフリカ選手権予選で現在グループリーグ2位につけるケニア代表は、11月中旬にコモロ代表と2試合を行う。同代表で40試合18得点を誇るオルンガの招集は確実で、通常行われる直前合宿からの参加となれば、ルヴァン杯決勝の出場は難しい。招集義務のある国際Aマッチデーだけに、ネルシーニョ監督は「今年は不測の事態で、FIFAも規約の変更を検討しているはず」と願った。
しかし、今は目の前の試合に最善を尽くす。次節は中3日で14日にホームで浦和と対戦する。今季は川崎Fが首位を独走するだけに、現実的にリーグ優勝は難しいが、ACL圏内の3位C大阪とは、1試合未消化で現在勝ち点6差の暫定7位につける。「リーグ優勝以外にも目標はある。これから先、目の前の1試合1試合に準備する姿勢は変わらない」と、表情を引き締めた。