53歳カズ 新トレで進化 貫く“キング流”、今年も寅さんお供
2021年01月22日 05:30
サッカー
心拍数を160まで上昇させたら、歩いて135まで下げ、また上げる。この動きを20~30分、繰り返した。コロナ禍で自主トレ先も沖縄に変更となったが、さすがはキング。新たな試みは忘れない。ホテルでは専属調理師が使うちゅう房から食事会場、宿泊するフロア、競技場までほぼ借り切るなど、感染対策も完璧だった。
昨年は左臀部痛で出遅れたが、新トレーニング法で迎えた今季は順調そのもの。この日もインターバル走では常に先頭に立ち、年齢を忘れさせた。「切れの部分はまだこれからだけど走れることは走れる。最年長出場、得点も期待されるので応えたい」。照準は2月27日の開幕(対札幌)に向いている。
一方、変わらぬものと言えば今年も映画「男はつらいよ」がお供になっている。「コロナ禍でギスギスしてる時、寅さんなら何て言うのかな?と思いながら見てます」。マドンナ役との恋は成就しないが、時代に流されず、好きなことを貫く姿勢、人情味、クスッとさせる一面…。実は同じ2月26日生まれとくればどうしても自身を重ねてしまう。
生まれは静岡、育ちはブラジル。人呼んでキングカズ。寅さんにも劣らぬ「永遠のスター」が今年も元気に走りだした。
≪今季出場なら29年連続≫カズが2月27日の開幕戦に出場すれば54歳1日で自身のJ1最年長出場記録(53歳9カ月23日)を更新する。また93年のJ発足から、カズだけが継続している連続シーズン出場も29年になる。得点を挙げれば94年に鹿島MFジーコが記録した41歳3カ月12日のJ1最年長得点記録を大きく更新。カズはJ2時代の17年3月の群馬戦で決めたJリーグ最年長得点(50歳14日)がギネス記録に認定されている。
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