横浜DF岩田智輝 移籍後押し“兄”と夢の競演実現を
2021年02月21日 05:30
サッカー
5学年上のDF松原健(28)は地元大分の幼なじみ。実家は走れば「20~30秒」の距離にある。3、4歳の頃から、四日市南SSCに通う長兄の拓也さん(29)の応援に出かけ、兄とともにプレーしていた松原に可愛がってもらっていた。「ほんとにお兄ちゃんみたいな感じ」と言う。
今回、移籍の後押しをしてくれたのも松原。強敵になりうる自身を「凄くいいチーム。絶対プラスになるから来た方がいい」と誘ってくれた。「その言葉で決断できた」。もちろんポジションがかぶれば譲る気はないが、岩田がCB、松原がウイングバックなど競演の可能性も十分にある。
「同じピッチに立てるように自分も頑張りたい。小さい頃からの夢でもあったので。健君と一緒に優勝したいなと思っています」。夢見た瞬間は、間近に迫る。
◆岩田 智輝(いわた・ともき)1997年(平9)4月7日生まれ、大分県宇佐市出身の23歳。GK西川(浦和)やDF松原を輩出した宇佐市の四日市南SSCに通った。大分U―15宇佐、大分U―18を経て16年にトップチームに昇格。各年代で日本代表を経験し、19年6月、南米選手権第2戦のウルグアイ戦でA代表デビュー。家族は両親と兄2人。1メートル78、73キロ。血液型B。利き足は右。