指揮官不在の徳島 J1デビュー7人でも価値あるドロー 岩尾主将「苦しかったというより楽しかった」

2021年02月28日 05:30

サッカー

指揮官不在の徳島 J1デビュー7人でも価値あるドロー 岩尾主将「苦しかったというより楽しかった」
 大分―徳島 前半、先制ゴールを決め喜ぶ徳島・岸本(15)=昭和電ドーム Photo By 共同
 【明治安田生命J1第1節第2日   徳島1ー1大分 ( 2021年2月27日    昭和電ド )】 午前6時から生観戦したポヤトス監督も、拍手を送っただろう。7年ぶりのJ1のピッチ。しかもJで唯一、指揮官が不在だった徳島が上々の内容で勝ち点1を手にした。
 「(監督は)あなたが思うようにやってくれたらいいと言ってくれた。自信を持って臨めたし楽しかった」

 甲本ヘッドコーチの声が弾むのも無理はない。11人中、7人がJ1デビューだったにもかかわらず、大分より先に主導権を握った。高い位置で重圧をかけボール支配率も圧倒。前半37分にMF岸本が先制点を決める理想的な前半だった。動きが停滞し同点ゴールを許した後半は課題も、主将のMF岩尾は「苦しかったというより楽しかった」と手応えをにじませた。

 入国制限を受け、バルセロナから来日できていないポヤトス監督とはオンラインでミーティングを重ねてきた。だが、開幕戦前日の26日はコンタクトを一切、取らなかったという。選手の自主性が試された中、一定の答えを出した。開幕9連敗を喫し、わずか1年でJ2に逆戻りした7年前とは明らかに違う。

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