Jのカテナチオが到達した「聖域」 名古屋が8試合連続無失点のJ1レコード樹立

2021年04月12日 05:30

サッカー

Jのカテナチオが到達した「聖域」 名古屋が8試合連続無失点のJ1レコード樹立
<大分・名古屋>後半、シュートをパンチングでクリアする名古屋・ランゲラック(中央) Photo By 共同
 【明治安田生命J1リーグ 第9節   名古屋3ー0大分 ( 2021年4月11日    昭和電ド )】 今季最多タイの3得点よりも“ウノ・ゼロ(1―0)”の美学を持つイタリア人指揮官には、守備への満足感の方が高かった。名古屋は8試合連続無失点。14年の浦和を抜くJ1新記録に、フィッカデンティ監督は胸を張った。
 「もっと得点が入っても良いシーンをつくれたが、それよりも評価したいのは2―0の状況で試合をコントロールし、バタつくことなく試合を終わらせるように選手が冷静にプレーできたことだ」

 2点リードした後は大分に攻め込まれる時間が長くなった。ただ、ここまで積み上げた自信は揺るがない。全員が球際で厳しく戦い、ハードワークを徹底。終盤にはMF稲垣とDF中谷の日本代表コンビを投入して8人で守る“要塞(ようさい)”を完成させた。試合終了間際には元日本代表FW柿谷が待望の移籍後初得点。「(途中出場で)得点よりもシャットアウトを意識していたので、自分でもビックリしました。ホッとしている」と喜んだ。

 J1タイの年間17試合完封を成し遂げた昨年以上に完成度の高い守備力で、03年以来チーム2度目の開幕9試合負けなし。指揮官は「選手もそこ(無失点)にこだわっている。続けていきたい」とさらに美学を追求していく意気込みを口にした。

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