横浜5連勝!大然 五輪も任せろJ1初2桁ゴール、事前合宿前に最高の置き土産
2021年07月04日 05:30
サッカー
前半35分にMFマルコス・ジュニオールが一発退場で数的不利になり、後半5分にはDF畠中も負傷交代。今季初のリーグ5連勝に暗雲が垂れ込める中、同31分の先制弾を演出したのも前田だった。DFティーラトンのロングパスに右サイドで抜け出して折り返し日本代表FWオナイウの先制点を演出した。「1人減っていようが2人減っていようが、自分たちのサッカーを体現できた」。劣勢を覆した立役者は、後半42分に“お役御免”となった。
幼少期、テレビをつけると五輪で戦う体操選手が映っていた。その姿に憧れ「五輪に出たい」と小学校1年生から体操を始めた。小学校4年生でサッカーに転身。松本でプロとなり、再び五輪を目指し始めた。抜群の身体能力と攻守で献身的なスタイルで切符をつかむと、愛妻は泣いて喜び、19年6月に生まれた愛娘の爽世(そよ)ちゃんは拍手を送ってくれた。柏に1点を返されたが、見事に導いた5連勝。最高の置き土産とともに、五輪の直前合宿に向かう。