イングランド 聖地ウェンブリーで6万大観衆がV後押し、欧州選手権決勝VSイタリア

2021年07月11日 05:30

サッカー

イングランド 聖地ウェンブリーで6万大観衆がV後押し、欧州選手権決勝VSイタリア
欧州選手権決勝に向けて調整するイングランド代表・ケーン(AP) Photo By AP
 欧州選手権は11日、ロンドンのウェンブリー競技場でイタリア―イングランドの決勝が行われる。イングランドは地の利を生かし、主要大会では地元開催の1966年W杯以来となる優勝を目指す。新型コロナウイルスによる入場制限が緩和され、収容人員の75%に相当する6万人超の観衆が見込まれる中、渡航制限でイタリア側に入場が許可されたのは1000人。欧州11都市の広域開催ながら、ローマでの準々決勝を除けば全て聖地ウェンブリーが会場という巡り合わせを生かす。
 「ホームでの決勝。待ち切れないよ。2度目の主要大会優勝にこれ以上ふさわしい舞台はない。観衆のエネルギーを得てアドバンテージにしたい」とFWケーン主将。決勝トーナメントに入って3戦連発4得点と上り調子だ。ドリブルが持ち味のFWスターリングも3得点し、19歳のMFサカが準決勝デンマーク戦でオウンゴールを誘発するなど若手の突き上げもある。守備陣も6試合1失点と安定。攻守がかみ合って勝ち抜いてきた。

 地元メディアは、決勝が行われる11日の天気予報が66年W杯優勝当日と同じ気温20度のにわか雨になると指摘した。気温上昇の傾向がある中で、55年前と同じ条件になるのは吉兆と報じられ、優勝で祝日を求める署名数も増加。超満員のスタジアムで新型コロナウイルス感染拡大の可能性を危惧する声もある中、ファンの期待は極限まで高まっている。

 ≪観客がレーザー光線 イングランドに罰金≫欧州サッカー連盟(UEFA)は10日、イングランド・サッカー協会に3万ユーロ(約400万円)の罰金を科したと発表した。7日にロンドンで行われた欧州選手権準決勝で、客席からデンマークのGKシュマイケルに対してレーザー光線が当てられたことなどがUEFAの規定に違反した。デンマークの国歌斉唱時にブーイングが起こったことや、発煙筒がたかれたことも罰金の対象となった。

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