マジョルカ移籍後初先発 久保、トップ下で存在感 チーム今季初勝利に貢献
2021年08月23日 05:30
サッカー
まだ、合流から10日あまり。足りない連係をピッチで修正しながら、意欲的に攻撃参加した。味方を生かすシンプルなパスやドリブル突破に加え、守備でも存在感を発揮。多くのファウルを受けながらも果敢に前を向いた。決定機につながるチャンスで前半38分に自身が倒されて警告が出た場面では、退場だとして怒りをあらわにする激しさも見せた。
2季前の在籍時は右MFでの出場が多かったが、トップ下での先発起用は、期待の表れとも言える。ルイス・ガルシア監督からは「私は彼にとても満足している。もっと野心を持ち、多くエリアに踏み込み、より深みを取って動かなければならないが、私は満足している。彼は我々にたくさんのことを与えるだろう」と称された。
シュートはなく、マルカ紙は3点満点中1の低評価。採点は軒並み低めになったが、それでもプレー内容には称賛が集まった。ムンド・デポルティボ紙からは「久保は、ダニ・ロドリゲスとともにマジョルカの攻撃を指揮し、アラベスに恐怖の種をまいた」として高く評価された。2季ぶりの復帰で「目標を果たすため、最大限の手助けをするためにここに来た」と意気込む20歳。結果を求め、さらにギアを上げていく。