横浜 13戦無敗4連勝 川崎Fの背中捉えた 大然、2点絡み代表アピール
2021年08月26日 05:30
サッカー
流れを変える先制点を決めた。鳥栖から激しいプレスを受け、珍しく苦戦が続いていた前半41分。GK高丘を起点とした速攻から松原、レオ・セアラとつなぎ、最後は自身が元横浜の守護神、朴一圭(パクイルギュ)の股下を射抜いた。「鳥栖さんのプレッシャーに苦しんだ中で、1点取れたのがデカかった」。ハットトリックした2節前の大分戦ではバイキンマンのゴールパフォーマンス。長女の爽世(そよ)ちゃん(2)との約束で、今回は「てんどんまん」を披露した。
後半8分にはペナルティーエリア内で倒され、相手の一発退場とPK獲得に貢献した。「あれで裏が空いた」と形勢は逆転。流れを完全にもたらしてから後半35分に退くと、水沼、仲川がさらに得点を追加した。「チームでハードワークした結果取れたゴールなので、チームメートに感謝したい」。勝利の立役者はどこまでも謙虚に振り返った。
東京五輪では途中出場3試合で1得点。「得点に絡む意識は五輪前と変わらない」と話すが、五輪後は5試合で4得点とゴールを量産。通算では24試合14得点で得点ランク2位タイ。紛れもなくJリーグで最も輝くストライカーだ。消化試合数の違いもあって一時勝ち点21差もあった首位・川崎Fとの差はついに1に。大逆転優勝に向け猛進するチームの中心に、ハマの韋駄天(いだてん)がいる。
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