森保監督 進退懸けて…ドーハの悲劇とは決別「過去どうこうより勝つ準備しかしていない」
2021年09月07日 05:30
サッカー
格下のオマーンに敗れた後は反省と修正に没頭。移動時間も含め、選手個々と話し合いを持った。「相手は日本を分析し、死に物狂いで臨んでくる。その上を行く準備をしなければ。結果に反映できなかったのは反省であり、責任。選手自身に意思統一できる同じ絵を持たせてやらなくてはいけない」
中国戦後は欧州で視察を続け、来月7日の敵地サウジアラビア戦にそのまま乗り込む計画もある。連敗すれば進退問題も浮上する中国戦だが、ドーハで2度目の悲劇など想定していない。指揮官は「空調の効いた会場で試合ができるのはプラス。相手の準備してきたものを上回ろうということは共有している」と話した。
【主なサッカー日本代表監督危機】
▽加茂周監督 98年フランス大会のアジア最終予選で開幕戦白星以降は苦戦。97年10月のアウェー2連戦の初戦で格下カザフスタン戦で試合終了間際に失点して引き分け。1勝2分け1敗の成績で、そのまま遠征先で解任された。岡田武史コーチが引き継ぎ、第3代表決定戦の末にW杯初出場を果たした。
▽岡田武史監督 10年南アフリカ大会直前の強化試合に連敗して批判が相次いだことを受け、日本協会の犬飼基昭会長に“進退伺”を申し入れ。直後に「あれはジョーク」と釈明するなど迷走した。その後も苦しみ強化試合4連敗で臨んだ本大会では、低評価を覆して決勝トーナメント進出。「岡ちゃん、ごめんね」が流行語となった。
▽ハリルホジッチ監督 18年ロシア大会出場権獲得後から成績不振に陥り、解任論が噴出。3月のベルギー遠征で多くの選手の不満が表面化したことが決め手となり、本番約2カ月前の4月に解任が発表された。後任には技術委員長の西野朗氏が就任。ハリルホジッチ氏は突然の解任を不服として、日本協会を相手に名誉回復を求める訴訟を起こした(翌年取り下げ)。
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