パリSG・メッシ、移籍4戦目で待望初ゴール!寝転がって壁になる“滅私奉公”も見せた攻守で貢献

2021年09月30日 05:30

サッカー

パリSG・メッシ、移籍4戦目で待望初ゴール!寝転がって壁になる“滅私奉公”も見せた攻守で貢献
<パリSG・マンチェスターC>ゴールを決め喜ぶメッシ(中央) Photo By AP
 【欧州チャンピオンズリーグ1次リーグA組   パリSG2ー0マンチェスターC ( 2021年9月28日 )】 A組のパリ・サンジェルマンは28日、FWリオネル・メッシ(34)の加入初ゴールなどで昨季準優勝のマンチェスター・シティーを2―0で下し、1勝1分けとした。D組ではモルドバから初出場のシェリフがレアル・マドリードを2―1で破る大金星で開幕2連勝。B組のリバプールもポルトに5―1で大勝して連勝し、MF南野拓実(26)は後半21分から今季CL初出場した。
 シュートの行方を見届けたメッシは走りながら両手を広げ、追いかけてきたネイマールと抱き合った。仲間に囲まれて満足げな表情を浮かべ、3万7350人の地元ファンからは大歓声。加入4戦目でようやく期待に応えたスターは「相手は偉大なチーム。(開幕戦で)ブリュージュと引き分けたあとで勝利が非常に重要だった。得点できて、とてもハッピー」と息をついた。

 ネイマール、エムバペと初めて超強力3トップで臨んだクラブ・ブリュージュとの第1戦(15日)は不発で1―1の引き分け。直後の国内リーグ・リヨン戦(19日)は交代の指示に不満げな反応を見せ、ポチェッティーノ監督と握手しないままピッチを去った。その後は膝の不調で2試合欠場。チームの懸念材料となり、この日も存在感は薄かった。しかし、得点時はカウンターから自らボールを運び、右サイドから中央に切れ込んでエムバペとのパス交換から左足で狙い澄ましたシュート。一瞬の輝きでゴール右上に突き刺した。

 「最近プレーできていなくて、このスタジアムでは2試合目。新しいチームに適応しているところで、もっと一緒にプレーすれば連係も良くなっていく」

 運動量は多いとは言えず、守備での貢献度は少ない。それでも終了間際の相手FKでは指示を受け、並んだ仲間の足元に寝転がって壁の一部となるスターらしからぬ役割を担った。「みんな一緒に成長してプレーに磨きをかけ、全力を尽くしていく必要がある」とメッシ。欧州CL初制覇への期待がかかる中、パリSGの一員として新たな一歩をしるした。

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