浦和のMF江坂任(29)が23日、ホーム最終戦となる清水戦(27日)に向け、オンライン取材に応じた。残留争いの渦中にいる相手とは難しい試合展開も予想される。「(清水は)引き分けでもOKという部分があると思う。堅く守ってくることも想定されるので自分たちはいつも通りボールをしっかり握りながら相手ゴールに迫れれば。球際のところは一番、相手が来ると思う。そこで負けないことがまず大事だと思う」と話した。
前節から入場者数の上限、フラッグやタオルを掲げる応援スタイルも緩和された。今夏加入の江坂にとっては目の前に嬉しい光景が広がった。「雰囲気は変わりましたし、ホームの感じはより強く出ていました。(横浜戦は)あれだけ押し込まれ、ボールを握られてもホームの雰囲気があったので勝てた部分は絶対にあると思う」と感謝した。加入後、14戦5得点。既に攻撃をけん引する存在だが「まだまだ数字の部分は少ないと思うし、チームを勝たせているゴールも少ないのでもっとアシスト、ゴール数は伸ばしたい」とどん欲だ。
清水戦は今季限りで引退するMF阿部、退団するDF槙野、DF宇賀神とともに戦うホームでの最終戦。「浦和レッズで多くのタイトルを獲り、長い間戦い、浦和を作ってきた選手だと思う。練習の姿勢からもやっぱり長くやれてるという部分は感じました。そういう選手たちが引退、退団するということで最終節、勝って終わりたい」と力を込めた。